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ホーム 5-5 金属アレルギーについて


金属アレルギーとは


アレルギーはいろいろな化学物質、植物性・動物性物質、化粧品、金属、繊維等で起こりますが、金属が原因の場合を金属アレルギーといいます。

通常、金属そのものは身体に対して無害なもので、わたしたちの生活の周りには金属製品の道具が多々あります。
また人の体内には、カルシウムやカリウム、ナトリウム、鉄、マグネシウム、亜鉛など多数の金属元素が含まれています。これらは欠乏すると体にさまざまな悪影響を与えるため、人体には必須の金属です。

しかし、皮膚と接触することで拒絶反応を起こし、かぶれなどの症状をもたらすことがあります。これが、金属アレルギー(アレルギー性接触皮膚炎)と一般にわたしたちは言っています。


金属アレルギーのメカニズム


汗や唾液などの体液によってイオン化した金属が体内に取り込まれ、タンパク質と結合します。
このタンパク質と結合した金属イオンを、生体が異常なもの(アレルゲン)と認識してしまうと、再び同じ金属イオン(アレルゲン)が体内に入った時に、前回の侵入時に用意された抗体が金属イオン(アレルゲン)と激しく反応し皮膚や粘膜を破壊することで体に腫れやかゆみ・痛みを発病する、という仕組みです。

一度金属アレルギーになってしまうと、ネックレスやピアスなどの装飾品だけでなく、歯の詰め物や食品、飲料水など生活環境全般を見直すことが必要です。
医療機関を受診する場合には、内科、歯科、皮膚科など多角的な見地から検査や治療を受ける必要があります。



金属アレルギーの原因と対策


体質、年齢、などによる個人差が大きく、体調の影響も受けます。
最も多い患者層は40代の女性だそうです。
その理由ははっきりしませんが、長期間にわたってピアスやネックレスなどの装飾品を身につけたり、金属粒子を含んだ化粧品を使用してきたために、体が感作されてしまったのではないかという説が有力です。
ジュエリーの中では特にピアスは原因になりやすいです。ピアスの場合、特に耳たぶに一度傷を作りそのホールを通してつけますから、金属が直接皮下組織と接触し、組織液によって微量ながら溶けだします。そのとき金属イオンが体内に取り入れられやすくなる、というわけです。)

他には、わたしたちが普段意識していないものの中で、実は歯科治療の金属製のかぶせ物でアレルギーを起こすことも多いそうです。

尚、金属アレルギーは全ての金属に対して、アレルギー反応を起こすと云うものではありません
また人によってアレルギーを発症する金属は様々なので、対策としては、自身の体質と身につける金属を選択することが対策になります。

金属アレルギーかも、、と思われた場合は、ネックレスやピアス、また金属がないように見える革製品などの装飾品、また、ご自分のお口の中に金属が入っているかを確認し、その金属の種類を調べてもらうことが必要なようです。
そして専門医を受診し、パッチテストを受けられるのが一番良いようです。



またアレルギーになっていなくても普段から、
  • 成分のわからない装飾品、特に安物の金属のピアス、ネックレスはリスクが高くなることを認識してジュエリーをお選びになること
  • どんなジュエリーであってもアクセサリーをした後は、こまめに汗を拭き取ること

を心がけることが、トラブルを避ける良い方法です。

尚、どんな金属がアレルゲンになりやすいかは次のページでご紹介します。



接触性皮膚炎


金属アレルギーとよく勘違いされるものに、通常の皮膚炎があります。
リングやピアスを長時間に身に付けていて、お風呂に入ったり洗物をしたり、充分に手入れされていないアクセサリーを汚れたまま身に付けてしまうと、金属アレルギーにならなくても、黴菌や洗剤の残りなどで皮膚を刺激してしまい、皮膚が赤くかぶれてしまったりします

また、特にシルバーの場合、硫化して表面が黒くなったものをそのまま身に付けたり、市販のリキッドタイプのクリーニング液でクリーニングしたとしても、その後の水洗いが不十分なまま身に付けてしまうと、クリーニング液に含まれる希塩酸により皮膚を傷めてしまうこともあります

これについては、金属アレルギーとは別の物で、バイ菌や薬剤による皮膚炎です。

ですから身につけるジュエリー、特にピアスはつけた後は汚れを拭き取り、いつも清潔にしておいてください
皮膚炎の防止、金属アレルギーの防止につながります。




◆参考◆

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